2014/08/12

TEN-RYU|『昭和臭強すぎ注意』住宅街の中にある、酒が飲めて飯も食えるイタリアンな呑み食い処

早稲田駅より、も神楽坂駅寄りなこのお店。ネットのクチコミ情報も少ないみたいだし、書いてみようかな。2013年1月オープンで、住宅街の中にポツンとある上に、半地下の店舗なのでなかなか見つけにくいかもしれません。また、通りからお店の内部がなかなか見えないので、最初はちょっと入りづらかった。入ってみたら面白かったお店。







早稲田方面から行く場合は、早大通りを神楽坂方面に真っ直ぐ進んで、左手にある「まいばすけっと」の手前の細い路地を左に入って直進、突き当たりにお店があります。

日曜祝日が定休日、月曜~土曜の17時~23時まで営業(ラストオーダー22時半)。なので、家族連れで食事がてらお父さんはビール飲んで、なんてシチュエーションがOKなお店である。何度か行ってるんですが、土曜日はそんな家族連れをよく目撃しております。子連れで飯を食う場合は、お店が混む前の17時~18時の開店したての時間帯がイチオシ。席の予約もできます。

また、土曜日OKということで、子供をパパに任せて、ママ友飲み会なんかも開催されていたり。私もやったこと・・・あります。

客層は様々なんですが、経営されてるご夫婦のお友達とか同級生とか、近所の方とか、近所の会社にお勤めの人が帰り道にとか、通りに面していない往来の少ない住宅街だからこその常連さんが集まるお店です。カウンター席もあるので、1人でふらっと来ている常連さんも男女問わずでいらっしゃいます。一人で行くと、お店の方が手の開いている時は話し相手になってくれたりして。常連さん同士がいつの間にか友達になっていたり、なんてことも多いそうです。「知らない人同士がこの店をきっかけに繋がってくれるのは、凄く嬉しいね」と店主談。お店のFacebookにも常連さんの写真が結構いっぱいですね。

まずは店内ですが、入口に階段があるのでベビーカーそのままは少し大変かと。店内もそれほど広くないので、ベビーカーは畳んで外の軒下スペースに置いての入店になるかと。(お店の方とご相談下さい。)席は壁際が全てベンチシートなので子供は座りやすいです。全席喫煙可なのでタバコ苦手な方は難しいかな。吸ってるお客さんが居なくても、店内は少々タバコのにおいがするので、その辺はご留意を。

店内は、一言で言うと『昭和臭』といいますか。店主が音楽好きでライブハウスのような雰囲気にしたいそうで、壁に色んなものが貼ってあるし、カウンターの上には玩具やフィギュアが大量に。


子連れだと壁のステッカー類をいたずらで剥がしてしまったりする危険も・・・、やや注意が必要かもしれません。店主にお願いすれば、飾ってある玩具類も貸し手いただけるので、迷惑ない範囲で遊べるかもしれません。ただし昭和の貴重なコレクションもあるので破損にはくれぐれもご注意を。

↑超合金「大鉄人17」

↑ゴレンジャー放送当時の小学二年生付録

↑なんかもうレアすぎて良く分からない

店主所蔵の貴重な80年代のアイドル雑誌も、一声かければ閲覧可能。平凡の最終号なんかもあって、お好きな方は盛り上がるのではなかろうか。

↑アイドル雑誌の蔵書一部

↑でも、モモクロも紛れて飾ってあったりして。

とにかく、店内の雰囲気がヴィレッジヴァンガードみたいな、中野ブロードウェイのような、アイドル・アニメ・特撮・音楽(JPOPからパンクまで)の様々な文化がカテゴリ無視で雑然と圧縮陳列されていて、しかも行く度に新しいものが増えているので、ネットで言う所のいわゆる『オッサンホイホイ』なお店だと思います。面白すぎる。

↑コップのフチ子も大量に!いかんせん、タナカカツキ過ぎる。

ご夫婦で経営されていて、旦那さんが調理、奥さんがフロアなので、満員になるとやや料理が出てくるのがゆっくりになってしまう所は、仕方ないのかなぁと思います。ノンビリと店内のアイテム見ながら昔話に花咲かせてお酒を飲むのがいいと思う。

メニューはイタリアンが多いですが、居酒屋メニューもカバー。クリーム系のパスタ類が個人的にはイチオシかも。今まで食べたものを適当に解説。

※以降に掲載するのは2014年8月までに撮影したものです。内容や量などが変更になっている場合もありますので、ご了承下さい。


↑唐揚げ7個で600円。揚げたものを最後、オーブンで加熱して仕上げているそうで油がギトギトではなくカラっとしているけれど、それでいてジューシー。箸でホロッと崩せる柔らかさで、子供が食べ易いサイズに簡単に分けられます。柔らかくて旨いので、売り切れてる日もあります。食べたければ早めに行くべし。

↑こむすび。小ぶりなオニギリで、味は塩・こんぶ・シャケ・梅の4種類。小さな子供でも、これだと1人でも食べられるので、親が楽かと。


↑大根サラダは結構ビックリする高さに盛られてます。取り分けて食べましょう。刻み海苔、小ネギ、シソがかかってて、個人的にオススメなのがこの画像の「黒ゴマと黒コショーのクリーミードレッシング」。濃厚で大根も旨い。大根は刺身のツマのように細く切られていて辛みもなくシャキシャキ。

↑ジャガイモニョッキのバジルクリームソース和え。ここのバジルクリームソースは結構な絶品。残ったソースを余すことなく食べられるようにとバケットも2枚添えられて出てきます。うまい。

↑同じく、な自家製バジルクリームソーススパゲティ、大事なことだから2度言いますけどバジルクリームソースめちゃ旨い。枝豆が必ずあわせて入ってて、これが風味が良く合ってます。

ちなみに、パスタはわりと細いのを使っているそうです。茹で時間を短くして、提供時間を早くするためなのだそうですが、クリーム系のソースが良く絡んでこれがなかなかイケる。量も大盛りや小盛りなど、相談すれば金額増減しますが対応してくれるので、子供に取り分けるなら2人前とかもいけます。

↑マトリチャーナはトマトソースにチーズたっぷりで、ベーコン入りなので子供が大好き。

↑ナスほうれん草とベーコンのチーズ焼き(ホワイトソース)いわゆるグラタンです。ナスがゴロゴロっと入ってます。バケットを別で頼んで、載せながら食べるのもオツ。

↑自家製オイキムチ。これが美味しくて・・・行くといつも頼んでしまう。なにやら昔このお店の近くにあった焼肉屋さん(既に廃業)で出していた秘伝のレシピを受け継いでいるものなのだとか。興味ある方は店主にお聞き下さい。ニンニクが絶妙に利いてて美味しいんですよこれ。

↑モツ煮丼!!居酒屋メニューでお馴染みな持つ煮込みを、ご飯にドバーっとかけて白髪ネギたっぷり。上から七味唐辛子を沢山かけて食うとウマー。普通の持つ煮込みもあります。

↑これはイタリアン×和食の融合、ドライトマト茶漬け。結構なボリュームで丼に入って出てくるんで、〆に食べようとすると満腹で動けなくなるので注意。上にドライトマトが載ってて(画像では箸でつまみあげているのがドライトマト)、これが和風の出汁と不思議と合う。ドライトマトの油分もあって、結構濃厚で甘みのある茶漬け。一度は食べてみて欲しい。

他にも写真は無いんですが、生ハムが旨いです。このお店の近所にある、カーテス食品というハムやソーセージを作っている会社の生ハムなんだそうですが、塩加減がマイルドで、口の中でとろける系。わさび醤油で食べるのが合う、不思議な生ハムです。

>> カーテス食品株式会社:オンラインショップ

カーテス食品の製品は他に、ソーセージもメニューにありました。こんな都会のど真ん中にハムやソーセージ作ってる工場があるなんて、このお店に来るまで知らなかった!

あとは、たらこクリームスパゲティもクリーム系ソースになってて独特の旨さ。山菜パスタはスープ仕立てなんですけど、バターの香りがほんのりついててあっさりだけどコクがある・・・て書くと大げさで嘘くさいなwwww色々頼んでみたけれど、今のところハズレ無し。

最後にメニュー。2014年8月現在のメニューです。内容が変更になっている場合もありますのでご了承下さい。

このメニュー、奥さんの手描きらしいっす。上手だなぁ。チェーンの居酒屋にはない手づくり感とアットホームさがいい感じ。色々書きましたが、一言で表すと失礼ながら「居心地はいいけど、なんか変な店」かなぁ。

トイレは洋式、オムツがえスペースは無いです。

0 件のコメント:

コメントを投稿